• はじめに
   

• はじめに
  （既発行本）

• ♯・♭がなければ
  このように良くなる

• 音楽に♯・♭は
  馴染まない

• 純正律を
  分かりやすく

• 単なる
  便法に過ぎない

• どこを変えたらよいか
  全体の説明

• どこを変えたらよいか
  �@１２音譜

• どこを変えたらよいか
  �A純正律

• どこを変えたらよいか
  �B音程表示

• どこを変えたらよいか
  �C１４４平均律

• どのように
  記譜するか

• 新しい考え方の
  ポイント

• 音楽の音の説明
   

• もっと以前に変えら
  れてもよかったはず

• 伝統芸能か
  世界標準か

• 音楽を
  より身近に

• 現代音楽への
  対応

• 特記事項
   

• 良くなる
  点のまとめ

• おわりに
   

• 付録１
  ☆☆音程計算☆☆
   

• 付録２
  ☆☆楽譜の例☆☆
   

純正律はその成り立ちや音の構成が今までやや分かりにくい音律でしたが、音名を１２音に増やすことでより分かりやすくなります。また平均律についても異名同音などと言う無意味な用語もなくなります。

純正律の各音はそれぞれが特別の関係を保ちます。純正律を説明するには純正律音間の関係に関する音楽の理論が必要になります。これには音系網といわれる純正律の音の配列図が使われます。

従来表示の音系網では、純正律の音同士の関係が今ひとつ分かり難いものでした。新しく提示している新音系網ではこの関係がよく分かるものになっています。

先ず従来から示されている音系網を次の図に示します。従来の音系網の表し方は種々あります。斜めに配列されているもの、上下さかさまのものなどです。内容としては全て同じになります。

次に筆者がこれを改良した新しい音系網を次の図に示します。これは対称な配列になっており、簡単で分かりやすいです。新しい音名と新しいコードを用いて表されています。

24  B

2  B

33  B

11  B

10  A

41  B

19  B

50  B

28  B

6  A

37  A

15  A

46  B

49  A

27  A

5

36

14

45  A

23  A

1  A

32  A

35  -A

13  -A

44

22

0  Ｌ

31

9

40  A

18  A

21  -A

52  -A

30  -A

8  -A

39

17

48

26

4  -A

7  -B

38  -A

16  -A

47  -A

25  -A

3  -B

34  -B

12  -B

43  -A

42  -B

20  -B

51  -B

29  -B

純正律５３音を表す表を次に示します。この表では純正律音は音名と略称の音名と２つで表されています。

番号	音名	音名略称	番号	音名	音名略称	番号	音名	音名略称	番号	音名	音名略称
５１	P-3S	−Ｂ	１２	P-2S	−Ｂ	２６	-S		４０		Ａ
５２	-S	−Ａ	１３		−Ａ	２７	-P+S	A	４１	-P+2S	Ｂ
０（５３）	Ｌ	Ｌ	１４	S		２８	-P+2S	Ｂ	４２	P-3S	−Ｂ
１	S	Ａ	１５	2S	Ｕ	２９	P-3S	−Ｂ	４３	P-2S	−Ａ
２	-P+3S	Ｂ	１６	-2S	−Ｄ	３０	-S	−Ａ	４４
３	P-2S	−Ｂ	１７	-S		３１			４５	S	Ａ
４	P-S	−Ａ	１８		Ａ	３２	S	Ａ	４６	2S	Ｂ
５	S		１９	-P+2S	Ｂ	３３	-P+3S	Ｂ	４７	-2S	−Ｄ
６	2S	Ｕ	２０	P-3S	−Ｂ	３４	P-2S	−Ｂ	４８	-S
７	-2S	−Ｂ	２１	-S	−Ａ	３５		−Ａ	４９	-P+S	Ａ
８	-S	−Ａ	２２			３６	S		５０	-P+2S	Ｂ
９			２３	S	Ａ	３７	2S	Ｕ
１０	-P+2S	Ａ	２４	-P+3S	Ｂ	３８	-2S	−Ｄ
１１	-P+3S	Ｂ	２５	-2S	−Ｄ	３９	-S

これらの音の音程を計算したい時は音程計算のページを開いて下さい。音程計算のページを開く。